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吊り能力149トン以下の起重機船の今後の新造需要規模

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上のグラフは、前頁の起重機船の総体需要規模の中で、中規模クラスの作業船(吊り能力149トン以下)の今後の需要規模を表している。
現時点における潜在需要規模は3,800〜7,600DWT程度あり、今後3年間で代替新造となるものが7,000〜13,900DWTある。そして、その後代替新造需要のピークを迎え、需要規模は11,500〜24,800DWTと推移することが予測される。
なお、この需要規模は、平成5〜7年のDWT当りの船価(17頁参照)が約14.8万円であることを考慮すると、ピーク時には17〜37億円程度の需要量となる。
(注):この予測を評価するに当たっての留意点は、前述の「起重機船の今後の新造需要規槙(総体規模)」の場合と同様である。また、本報告書におけるターゲット船は、「100〜150トン吊り能力級の起重機船」と定義しているが、この需要予測では、吊り能力100トン以下のものも当然道内中小造船業のターゲット船に準じて建造取り込みによる需要量が見込めるものと考え、吊り能力149トン以下という捉え方をあえて行っている。
(参考):更新時期を20年と仮定した場合の需要規模(更新時期以外は上記同条件)

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